Eva Peterssonさんの講演から

 Evaさんはスウェーデンのイエテボリ市高齢者障害者福祉開発責任者で、1999年11月23日、松山市総合福祉センターで「スウェーデンにおける福祉サービスの品質保証の取り組み」と題して講演した。いくどか北欧でお世話になっているが知的で理路整然としたまとまった話は定評がある。

 Evaさんは介護高校卒業後、准看護婦の資格を取得。77年に結婚、2児の母となった。80年、イエテボリ市公立福祉大学社会学部を卒業し、高齢者障害者福祉の現場で勤務。同時に専門継続教育、リーダー教育を受ける。イエテボリし中央行政区ホームヘルプ部門係長、マイヨーナ区高齢者福祉係長を経て、90〜97年イエテボリ市リネースターデン区高齢者障害者福祉部長。98年〜イエテボリ市高齢者福祉および保健医療の開発責任者。

 今回は次の3点を紹介する。

  1. スウェーデンの高齢者対策の歴史(高齢者をセリにかけていた1800年代からサーラ法、最近の新しいタイプの高齢者住宅まで)
  2. イエテボリ市の高齢者対策
  3. 質疑応答から
Evaさんは1954年生まれ。高卒後ヘルパーとして働き専門教育を受け現在の地位(イエテボリ市の福祉部門の1)にまでなった。北欧ではこういったタイプが多い。