ケアマネとの連携について
1.ケアマネに期待するな
一人の利用者にかかわる家族・医療・福祉のメンバーの連携を図るのがケアマネと思い、期待してきたがどうやら違うようである。2000年の介護保険導入時は確かにそう期待されていた。ケアマネがコーディネート役で連携を図るものと考えられていた。最近は違う。単なる本人・家族の御用聞き、あるいは数あるサービスの手配師にしか過ぎないと感じることが多い。本人のニーズを掘り出し、気持ちを汲み、共感しつつサービスを組み立てることで利用者の福祉増進を図るのが役割だと思っていたけど、ニーズの掘り起こしさえできていないのが現状。だから、そんなケアマネに期待すると、腹が立ってしまう。だから、ケアマネには期待するな。せいぜい手配師にしか過ぎないのだ。
2.ケアマネとの付き合い方
腹が立っても怒ってはだめだ。自分勝手な時代に怒れば、避けられるだけ。正面からぶつかってくるような根性を持ち合わせている骨のある若い人はいない。
以下の話が参考になる。前バレーボール全日本女子チーム監督の柳本 晶一さんの話だ。『オレについてこい』の根性論で男子チームでは何度も日本一を経験したが、初めて女子チームを率いた東洋紡でも同様の指導をしたら、翌シーズンの開幕直前、24人のメンバーのうち20人が辞めてしまった。女子チームの指導の難しさを痛感し、指導方法を改めた。意思疎通のやり方を少しずつ身につけ、選手との信頼関係を取り戻していったようだ。絵文字を使っての個人メールをしたり、できていることをほめるようにしたり。あ〜あ、僕にはできんなあ。
3.じゃあどうしたら
柳本方式は参考になる。要はどういう風にスタッフの意欲を引き出し、最大限の力を発揮してもらえるようになるかだ。今後考えてみたい。